クラミジアってどんな病気?
■クラミジアとは?
生きた細胞の中でしか増殖することが出来ず、結膜炎等を起こす原因である病原体ですが、性行為によって生殖器障害を起こす病気が蔓延するため、性病として扱われています。
クラミジアは主に泌尿生殖器に感染し、その感染数はすべての性病のうちで最も多いと言われています。 男女共に感染しても無症状の場合が多く、クラミジアが蔓延する要因となっています。
クラミジアの症状(尿道のかゆみ、おりものの増加等)
■女性の症状
女性がクラミジアに感染した場合、約80%の女性が、自覚症状が無く気付かないと言われています。
一回の性行為でうつる可能性は約50%。男性に比べて女性の方が深刻な身体的影響を受けやすいのが特徴です。
■クラミジアを気づかず放置すると…
・子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎の発症。
・不妊や、HIVなどの他の性感染症にも感染しやすくなります。
・また、感染したまま出産をすると新生児結膜炎や肺炎、又は流産の原因となります。
■以下の症状がある場合、クラミジアの可能性があります。
・性交渉時に痛みを感じた
・下腹部に違和感を感じた
・重い生理痛
・生理でもないのに出血した
女性の場合は、まず膣に感染し、そこから子宮の入口に感染します。
この時、無症状な場合が多いので注意が必要です。
男性と同じように放置したままにしておくと、子宮、卵管へと広がり膣炎、子宮頸管炎を引き起こします。
子宮と卵管の間が炎症してしまうと、不妊症になってしまい、この状態になってしまうと治療は難しいです。
早期発見による治療が大切です。
■男性の症状
クラミジアに感染していたとしても男性の約50%は、自覚症状が無いと言われています。
放置し病原菌が前立腺に入ってしまうとなかなか治しづらい病気に発展してしまいます。
■クラミジアを気づかず放置すると…
・尿道炎、前立腺炎、副睾丸炎(精巣上体炎)の発症。
・副睾丸炎が左右両方の睾丸に発症した場合、不妊症になる危険が高くなります。
・HIVなどの他の性感染症にも感染しやすくなります。
■以下の症状がある場合、クラミジアの可能性があります。
・透明、又は乳白色の膿が出る
・下腹部、内ももの鈍い痛み
・睾丸の腫れ
・睾丸・股間の激痛
男性の場合は、まず尿道から感染します。感染してから2〜3週間で、尿道の痒み、違和感を感じるようになります。
また、尿道が赤くなったり、尿道から乳白色や透明の粘り気の無い膿みが出てくることがあります。
これらの症状は、しばらくすると消えてしまいます。しかし、症状が消えたからといって治った訳ではありません。
一週間以上放置すると尿道の奥へと移動し、前立腺炎を発症します。しかし前立腺には痛みを感じる神経が少ないので自覚症状が殆どありません。
さらに治療しないまま放置しておくと「睾丸(卵巣)」にまで感染してしまいます。
そうなってしまうと、睾丸が腫れたり、触るとシコリのような感覚があったりします。
しかし、痛みも少なく、熱が出たとしても高熱ではないので、気付かないことが多いようです。
しかし、次第に睾丸に激痛が走ったり、高熱が出たりする「副睾丸炎」を発症します。
副睾丸炎になると、精子の通り道が塞がり精子が出なくなってしまう無精子症による不妊や、前立腺の病気になってしまいます。 こうなると治療はとても困難になるのでご注意下さい。
■喉の症状
クラミジアは「のど」に感染してしまう場合もあります。これを「咽喉クラミジア」と言います。
自覚症状が殆どありません。感染経路はフェラチオ、クンニリングス等のオーラルセックスが多いようです。
■喉のクラミジアを気づかず放置すると…
・咽頭炎、扁桃腺炎の発症。
・症状が出にくいため、気づかずに性器へ感染が広がり不妊症などに…。
・HIVなどの他の性感染症にも感染しやすくなります。
■以下の症状がある場合、咽頭クラミジアの可能性があります。
・喉の痛み
・発熱
・風邪のような症状
咽頭クラミジアに感染した場合、治療し完治までとても時間がかかります。
感染すると男女共に、咽喉の痛み、咽喉の腫れ、発熱等があります。
初期の段階では自覚症状が薄く風邪のような症状なので間違った治療をしてしまいがちです。
また、感染に気づかずに他の部分へ感染を広めてしまう事が多いようです。
放置していると長引きやすく、咽頭炎、扁桃腺炎になることがあるのでご注意下さい。
性器クラミジアに感染している人の約30%が、咽頭にも感染していると言われています。
検査を受ける際は、同時に検査する事をオススメします。 その際、パートナーも一緒に検査を行いましょう。
感染率の高いクラミジア
■自覚症状が出にくく、感染拡大の要因に
性病とは無縁と思っている方が大半だと思います。
しかしクラミジア、の感染率は非常に高い数字で、男性に比べて女性のほうが症状に気づきにくく、しかも深刻な身体的影響を受けやすいのが特徴です。
性器クラミジアだけでも、10人に4人が感染しているという数字があり、更にその中の約20%の人が咽頭(のど)のクラミジアに同時感染しています。
クラミジアに感染していることで、HIVへの感染確率が3〜5倍に上がります。
クラミジアと淋病の同時感染

クラミジアのみに感染していると思い込んで、いくらクラミジアの薬を飲んで治療をしても淋病は永遠に治りません。 逆も同じくで、それぞれの疾患に合った薬で対処をしないと治る病気も治りません。
特にクラミジアと淋病は、病気の元となる原因(クラミジア:微生物、淋病:細菌)が異なりますので、同じ薬では治りません。 できるだけ多くの性病を同時に検査して原因を究明することが大切です。
やはり、大事なのは早期発見・早期治療
これはクラミジアだけではありませんが、不安な性交渉を持った、違和感や不快感を感じる、パートナーが感染したなど症状は出ていないけど、気になる場合は早めに検査を受けることをオススメします。
特にクラミジアは症状が出にくい・目立たない傾向にあるため、気づかずに放って置くと、女性は不妊症など、男性は前立腺炎などにつながり取り返しがつかなくなってしまいます。
|
|









