梅毒患者の報告数が東京都、千葉県など首都圏で急増。
千葉、神奈川では昨年1年間の累計報告数を超過。
埼玉県も昨年と同じ報告数に達し、東京都でも過去5年間で最多となった昨年を上回るペースで増えている。

千葉県は「感染の初期に適切な治療を受けることが大切」として感染の心配のある人は検査を受けることを促している

1月から今月19日までの患者報告数は東京都で405例、神奈川県で86例、千葉県で60例、埼玉県で37例。

千葉県は今年はすでに昨年を上回っており、過去5年間の同時期と比較して届出数が多くなっている。患者の6割近くが男性。年齢別では60例のうち、20歳代から40歳代が半数超をしめた。
病型別では無症状病原体保有者が35%、早期顕症梅毒2期が33.3%、同1期が15.0%。
皮膚や筋肉などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が認められることもある晩期顕症梅毒(11.7%)胎児に感染する先天梅毒(5%)の報告もあった。
推定感染経路では異性間の性的接触が30例、同性間が9例で、不明な性的接触(4例)や母子感染(2例)もあった。

梅毒の患者報告数が全国最多となっている東京都では2010年を境に増加に転じ、2013年は前年比1.4倍の417例を記録し、男性は20歳代から40歳代の増加が目立ち、女性では20歳代が増えている。
今年に入ってからも増加傾向が続いており、
都は「パートナー同士の感染有無の確認が、まん延防止に必要」と指摘。
予防のポイントは不特定多数との性行為や感染力の強い早期顕症梅毒(1期と2期)の感染者との性行為を避けることを挙げている。

梅毒は性交渉時の接触感染が主流で感染すると2〜3週間後からリンパ節炎や皮膚症状が現れる。
早期に発見して治療を行えば完治するが治療しないと症状が段階的に進行し中枢神経が侵されて死に至ることもある。
妊娠している人が梅毒に感染した場合は流産や死産の原因となることもあるという。

(2014年 10月24日 医療介護CBニュースより抜粋)